外貨預金vsFX(外国為替証拠金取引)


外貨預金は日本円よりも金利が高い各国通貨「米ドル・ユーロ・ポンドなど」に換えて預け入れることによって、日本円預金よりも高利回りが期待でき、また預け入れ時よりも払い戻し時に円安方向(1ドル100円⇒101円方向~)へ為替変動することによって為替差益を得る事ができる人気の金融商品です(逆に円高になれば為替差損が生じ元本割れするリスクもあります)。


しかし人気の外貨預金ですが、もっとも大きなデメリットは「為替手数料が高い」ことです。


例えば大手都市銀行でアメリカドル1年外貨定期預金「金利0.2%・為替手数料1円(往復2円)」を始めた場合、預け入れ時と払い戻し時で為替変動がなかったとしたら、「-18,234円」と、なんと大きく元本割れしてしまうのです!


外貨預金の利息計算法


そこで外貨投資として近年、外貨預金以上に注目を集めているのが「FX(外国為替証拠金取引)」です。


では外貨預金とFX(外国為替証拠金取引)はどのように違い、結局、どちらが有利なのでしょうか?色々比較してみました。


 為替手数料・スプレッド



外貨預金は「為替手数料が高い」ことがデメリットですが、為替手数料は当然、各通貨、各銀行(ネットバンク)によって異なります。


一方、FX(外国為替証拠金取引)の場合、外貨預金の為替手数料にあたる「スプレッド」といわれる通貨の買値と売値の差額である手数料がかかります。


またFXの場合、スプレッドとは別に取引する度に「取引手数料」がかかるのですが、近年、取引手数料は無料のFX会社がほとんどとなっています。


具体的に「アメリカドル(米ドル)」の場合、外貨預金の為替手数料、FXのスプレッドは以下の通りです(金利(スワップ)・税金は考えないとして計算しています)。


アメリカドル(米ドル)の為替手数料とスプレッド
外貨預金 FX
(外国為替証拠金取引)
為替手数料
(スプレッド)
都市銀行:片道1円~
ネットバンク:片道15銭~
片道0.3~1銭
(原則固定)
取引手数料 - 多くが無料


米ドル/円0.3銭 原則固定(FX業者の中でも最安値水準のDMM.com証券のDMMFXの場合)とか15銭(ネットバンク最安値水準の住信SBIネット銀行の場合)とかいうと、「なんだ、たいして変わらないじゃん」と思うかもしれませんが、具体的に以下の通り大きな差となってきます。


1ドル100円時に100万円分預け入れ、取引した場合・・・
外貨預金
(大手都市銀行)
為替手数料1円
100万円÷101=9900.99ドル購入
外貨預金
(ネットバンク)
為替手数料15銭
100万円÷100.15=9985.02ドル購入
FX
スプレッド0.3銭
100万円÷100.003=9999.70ドル購入


上記の通りとなり、当然、日本円へ払い戻す場合も上記の手数料、スプレッドがかかりますので、払い戻し時に仮に1ドル100円で為替変動がなかった場合・・・


1ドル100円で為替変動がなかった場合・・・
外貨預金
(大手都市銀行)
為替手数料1円
9900.99×99=980,198円
外貨預金
(ネットバンク)
為替手数料15銭
9991.00×99.85=997,004円
FX
スプレッド0.3銭
9999.70×99.997=999,940円


その結果・・・


外貨預金とFXの手数料(スプレッド)の差額
外貨預金
(大手都市銀行)
為替手数料1円
980,198円=19,802円(往復手数料)
外貨預金
(ネットバンク)
為替手数料15銭
997,004円=2,996円(往復手数料)
FX
スプレッド0.3銭
999,940円=60円(往復スプレッド)


どーでしょう?手料(スプレッド)の事を考えればFXのほうが遥かに有利ですね(大手都市銀行の外貨預金は論外です・・・)。


通貨によって為替手数料、スプレッドは異なります。またFX業者によってスプレッドは固定されている場合と、その時々によって変動する場合があります。


為替手数料、スプレッドは取引量が少なく、金利が高い通貨ほど高い傾向にあります。


 金利・スワップポイント



外貨預金は日本円預金よりも金利が高い事が大きな魅力ですが、FX(外国為替証拠金取引)にも外貨預金の金利にあたる「スワップポイント(スワップ金利)」というものがあります。


スワップポイントとは、高金利通貨を購入し、低金利通貨を売るときに発生する、「高金利通貨-低金利通貨の金利差相当額」のことで、その外貨を保有している限り、毎日受け取る事ができるのです。


例えば昨今、日本円は他国の通貨に比べて低金利ですので、日本円を売って「米ドル・ユーロ・ポンド・NZドル」などを買い、保有し続けている限り、毎日スワップポイントを受け取る事が出来るのです!


ただこのスワップポイントは各国の金利情勢により、日々変動しますし、FX業者によっても異なりますので、一概に外貨定期預金の金利とFXのスワップポイントどちらが有利とはいえませんが、平均してFXのスワップポイントのほうが外貨定期預金の金利よりも高くなっています。


ですので金利の低い外貨普通預金は論外として、仮に外貨定期預金とスワップポイントの金利が同じだと仮定しても、手数料(スプレッド)、いつでも取引(解約)できる事を考えればFXのほうが有利といえますね。


外貨預金(定期) FX
金利 預入時の金利で固定 日々変動
受取り時期 満期時 毎日


外貨定期預金の場合、中途解約できない、または中途解約できても何らかのペナルティがありますが、FXの場合いつでも取引可能なので、仮に外貨定期預金の金利とFXのスワップポイントが同じくらいだとしても、満期日に縛られていないFXのほうが自由で有利な取引が可能です。


逆に高金利通貨を売って低金利通貨を買うときはスワップポイントを支払わなければなりません。


 レバレッジ


FX(外国為替証拠金取引)は怖い、ギャンブル性の高いハイリスクハイリターンの金融商品だと思われている最も大きな原因は「レバレッジ」だと思います。


レバレッジとは少ない資金(証拠金)でその何倍、何十倍もの取引ができる「テコの原理」のことで、FX業者によって選択できるレバレッジの倍率は異なりますが、「1~25倍(2011年8月1日からは上限が25倍となりました)」までのレバレッジが用意されています。


25倍といえば、例えば10万円の証拠金を預け入れれば、「10万円×25=250万円」の取引が出来るのです!


250万円の取引ができれば、例えば1ドル100円時に米ドルを購入し、1ドル101円時に米ドルを売った場合、手数料、金利(スワップポイント)、税金を考えないとすれば、25,000円の為替差益を得る事ができるのです!(逆に1ドル99円になれば25,000円の為替差損が生じます)


例えば・・・


FXの証拠金とレバレッジ
証拠金 レバレッジ25倍 1円の為替差益
10万円 250万円の取引 +25,000円
100万円 2,500万円の取引 +250,000円
1,000万円 2億5千万円の取引 +2,500,000円


1日どころか1時間、1分で1円、為替レートが変動する事なんて日常茶飯事なので、上手くいけばたった10万円の証拠金を預けるだけで、短期間で資産(証拠金)を数倍~にする事も十分、可能なのです!


もちろん、高いレバレッジをかければ短期間で資産を数十倍にする事も可能ですが、逆に言えば、短期間で資産が大きく目減りしてしまう可能性もあるということです。このあたりが「FXは怖い。ギャンブルと同じだ」と思われている原因でしょう。


しかし、レバレッジ1倍で取引を行えば、外貨預金とリスクは同じで、外貨定期預金の金利よりも高いスワップポイントを受け取る事ができ、さらに手数料(スプレッド)も安く、FX業者によっても異なりますが月曜早朝~土曜早朝の間であればいつでも取引できるので、総合的に見れば間違いなくFXのほうが有利といえます(為替変動リスクを考慮して取引を行ってください)。


近年は高レバレッジをかけて取引を行った結果、数億、数十億円の資産を得、脱税をしたといったニュースもよく聞きますが、逆に高レバレッジをかけて取引を行った結果、資産を失ってしまった人も非常に多いのです。


ただ外貨預金と同様の資産運用を考えているのであれば、レバレッジ1倍で取引を行う事によって、外貨預金よりも有利に資産運用が十分、可能なので、FXは怖いといった先入観を捨ててみてはどうでしょうか?


レバレッジをかけて取引を行えば為替差益(為替差損)だけでなく、スワップポイントも数倍~数十倍になるので上手く取引ができれば非常に効率的なのですが、レバレッジを2倍以上~かけて外貨取引を行う事はある意味「借金をしてギャンブルをする」と似ている部分がありますので、一攫千金を狙って?無暗やたらに高レバレッジをかけることはオススメできません(FX初心者の方は1~5倍までのレバレッジで取引する事をオススメします)。


 取引き時間



大手都市銀行(窓口取引)で外貨預金を始める場合、取引時間は銀行営業時間内に限定されており、さらに為替相場は常に変動しているにもかかわらず、為替レートは基本的に1日1回しか変動しないため(一般的に朝10時の為替レートが適用)、1日の間で大きな為替変動があった場合でもそのチャンスを活かす事ができなかったり、逆に大きな損失を被る可能性もあるのです。


一方、FX(外国為替証拠金取引)の取引時間はFX業者によって多少異なりますが、「月曜日早朝~土曜日早朝(年末年始、メンテナンス等は除く)」となっており、またネットバンクの外貨預金もFX同様、ほぼリアルタイムで外貨預金の預け入れが可能なので、その点からしてみても大手都市銀行で外貨預金を始めるメリットは非常に少ないですね(住信SBIネット銀行の外貨預金の場合、年末年始、システムメンテナンス時等を除いて毎週月曜日午前7時~土曜日午前6時50分まで)。


大手都市銀行のインターネットバンキングでの外貨預金取引は、FX、ネットバンクの外貨預金と同様、リアルタイム為替レートでの取引が行える場合が多いです。


 取引方法



外貨預金は日本円を外貨に換えて(日本円を売って外貨を買う)預け入れる金融商品で、預け入れ時よりも円安(1ドル100円⇒101円方向~)になれば為替差益を得る事ができ、逆に円高(1ドル100円⇒99円方向~)になれば為替差損が生じてしまいます。


このように外貨預金で為替差益を得ようと思えば預け入れ時よりも円安(1ドル100円⇒101円方向~)にならなければなりません。


一方、FX(外国為替証拠金取引)の場合は外貨預金同様、日本円を売って外貨を買うだけでなく、外貨を売って日本円を買う取引も可能なので、今後、円高方向へ為替相場が動きそうだと思えば、いわゆる"売り"から取引を行う事によって、円高(1ドル100円⇒99円方向~)になっても為替差益を得る事ができるのです。


当然、為替相場が円高方向へ動くか、円安方向へ動くかは誰にも分かりませんが、外貨預金の場合は今後、円安方向へ動きそうな場合しか始める事ができないのに対し、FXの場合は「買い・売り」どちらでも取引可能なので、いつでも取引を始める事ができるのです。


売りの場合、日本円は外貨に対して金利が低いのでスワップポイントを支払わなければならないので、その点は注意が必要です。


 取引可能通貨



外貨預金で取引が出来る通貨は、どの金融機関も下記の通貨くらいです。


・アメリカドル(米ドル)
・ユーロ
・イギリスポンド
・カナダドル
・豪ドル
・NZドル
・スイスフラン
・南アフリカランド
・ブラジルレアル


一方、FX(外国為替証拠金取引)の場合、FX業者によっても取り扱っている通貨は異なりますが、上記通貨だけでなく世界各国のマイナーな通貨の取引も可能となっているのです。


ただ実際問題、マイナーな通貨はマーケットが小さいので変動が激しく、流動性も低いため、このような通貨の取引はリスクが高いため、正直、上記通貨のみの取引でも問題ないと思いますので、この点は外貨預金がFXよりも不利になるとは言えないと思います。


 資産管理



外貨預金は預金保険制度保護対象外となっていますので、もしも万一、外貨預金を利用している銀行、ネットバンクなどの金融機関が破綻した場合、預け入れた元本全額が保証されない可能性も十分、考えられます。


一方、FX(外国為替証拠金取引)の場合、FX業者は金融商品取引法に基づき、自己資産と顧客の資産を区分して分別管理することが義務付けられていますので、顧客から入金した資産は信託銀行等へ信託することにより、万一FX業者が破綻した場合でも「証拠金・取引損益・スワップポイント」などは保全されているのです。


また信託法によって、FX業者が信託した財産と信託銀行固有の財産は別の財産として扱われるため、仮に信託銀行が破綻した場合でもFX業者が信託した財産は保全されるのです。


以上のことから自分の大切な資産を守るという観点からしても、外貨預金よりもFXのほうが有利といえるかもしれません(それでも外貨預金を始めたい方は、破綻する可能性が低い、格付けが高い銀行、ネットバンクで始める事をオススメします)。


 外貨預金 vs FXの結論



外貨預金とFX(外国為替証拠金取引)をさまざまなシーンで比較してみましたがまとめると以下の通りとなります。


外貨預金 FX(外国為替証拠金取引)
為替手数料
スプレッド
米ドル/円
都市銀行:片道1円~
ネットバンク:片道15銭~
片道0.3~1銭
(原則固定)
金利
スワップ
預入時の金利固定で
満期時に受け取り
日々変動で毎日受け取り
レバレッジ なし 1~25倍
取引時間 都市銀行:営業時間内
ネットバンク:FXとほぼ同様
月曜早朝~土曜早朝の取引時間内ならいつでも可能
取引方法 日本円⇒外貨を買うのみ 日本円⇔外貨
資産管理 預金保険制度保護対象外 信託保全される
取引通貨 メジャー通貨のみ 多い


以上のことから、結論からすると総合的には「FX(外国為替証拠金取引)が有利」といっても間違いないでしょう。


仮に外貨普通預金を始めるなら、外貨定期預金よりも金利が高くなることが予想されるスワップポイントが付くFXのほうが断然有利ですし(金利の事を考えれば外貨普通預金のメリットは低いです)、レバレッジ1倍で取引を行えば外貨預金とリスクは一緒、いや信託保全される事を考えればFXのほうが逆にリスクが低いとさえ言えるかもしれません。


また外貨定期預金を始めるとすると、FXのスワップポイントよりも金利は多少低くなることが予想されますし、仮に満期前に為替相場が今後円高方向へ向かうと予測された場合、FXでは臨機応変に取引を行う事が可能ですが、外貨定期預金の場合、中途解約できない、または中途解約するとペナルティが課せられますので、その点からしてもやはりFXのほうが有利と言わざるを得ません(外貨定期預金を保有していた場合で、今後円高方向へ大きく向かうと予測される場合はペナルティを受けても中途解約するほうがベストかもしれません)。


 おすすめFX業者


色々比較した結果、外貨預金よりもFX(外国為替証拠金取引)のほうが総合的に有利という結果となりましたので、外貨預金ではなくFXを始めよう!と思った方も多いと思います。


FXを始める場合、FX業者の口座を開設(無料)しなければなりませんが、近年、FXは非常に人気の外貨投資となっているので、FX業者の数も数百社以上と非常に多くなっています。


しかしFX業者によって、

・スプレッド
・取引手数料
・スワップポイント
・レバレッジの倍数
・取引可能通貨


などが異なり、当然、「スプレッド、取引手数料が低く、スワップポイントが高く、しっかりとした信託保全がされているFX業者を選ぶ事がもっとも大切となります」。


また為替相場は常に変動しており、FXは24時間リアルタイムで取引可能なのも大きなメリットですが、もし万が一にFX業者のHPがサーバートラブル(為替が大きく動いた時に取引が集中するなど)になった場合、大きなチャンスを逃してしまう事も十分考えられますので、2社ほど口座開設してもいいかもしれません。


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手数料
スプレッド
米ドル/円
スワップ
ポイント
信託
保全
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(原則固定)
業界最高水準
2位 外為オンライン 0円 1銭
(原則固定)
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スプレッド、スワップポイントは各国の金利情勢、FX業者のキャンペーン等によって変動しますので、最新の数値は必ず各FX業者のHPでご確認ください。また取引手数料は「1万通貨単位以上0円(それ以下は片道○銭)」などとなっている場合がありますので必ずご確認ください。




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